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第15回ワインストーリー・ワイン会を開催しました

2016年07月29日

今回(6/26)は、山梨県甲州市勝沼の原茂(はらも)ワイン代表取締役社長の古屋真太郎様をご案内人に迎えました。
ぶどう棚の下のワイン醸造所として知られる原茂ワインは、古い民家を改造したカフェで料理とワインを堪能できるため、シーズンには長蛇の列ができるほどにぎわう人気スポットのひとつです。小さな醸造所ならではのていねいなワインづくりを心がけて、勝沼の風土を感じるワインづくりを続けています。
古屋様からは、ワイナリーの歴史とワインづくりへの思い、各ワインの特徴などを語っていただきました。なかでも、ワイナリーだけの限定発売品をこのワイン会のために特別提供いただいた新品種アルモノアールは、HARMO NOIRと綴り、ワイナリー名のHARAMOと1字違うだけなので、ハラモワイナリーを代表するワインにしようと、他社に先駆けて2012年にリリースを開始したと、ユーモアを交えてお話しいただいたのが印象的でした。

今回、原茂ワイン様からご提供いただいたワインリストは以下の通りです。

原茂 勝沼甲州 2015
3年ぶりのリリース。2015年は、あまり良い年ではありませんが、仕上がりの良かった甲州を選んで醸造しました。柑橘系の香りがあり、とてもフレッシュです。後味の酸味がキレを感じさせてくれます。

ハラモ・甲州シュール・リー 2015
澱から旨味を取り入れるシュール・リー法は、フランスの技術ですが、今では甲州ワインでも普通に行われています。ベントナイトなど使用せずに生詰してあり、やや炭酸ガスを感じます。旨味の中にピリッとした清涼感があり、後味にはやや渋みもあります。

ハラモ・アルモノワール 2013
2012年が初リリース。カベルネ・ソーヴィニヨンとツヴァイゲルトレーベの交配品種。山梨県果樹試験場で交配されました。600本の少量生産です。フレンチオークから来る樽香が果実香を包んでいます。樽の使用期間は11カ月。後味のタンニンは、まろやかです。

ハラモ・ヴィンテージ メルロ 2012
自園のメルロ100%で、垣根式、棚を使った一文字短梢の二つの形で栽培。新樽を12カ月使用。カシスの香りに続き、新樽のロースト香があります。タンニンは優しいですが骨格があり熟成できるワインです。 

ハラモ・アジロン ロゼ 2015
アジロンダックは北米原産、ラブルスカ系のぶどうで典型的な甘い香りがします。イチゴの香りと言われています。同じ仲間で、コンコード、ナイヤガラが長野で多く作られています。甘い香りなので最後のデザートに良いワインです。 

山梨食材としては、ワインの搾りかすを飼料にしている甲州ワインビーフがメインでした。この甲州ワインビーフを生産をしている小林牧場と、販売をしている美郷の両方の代表取締役の小林様から、安心・安全な牛肉を育て食卓に届けている生産者の思いを語っていただきました。

また、もう一つの主役、甲府市中道町で栽培されているスイートコーン「きみひめ」の生産者、旬果市場の小林様は繁忙期のため急きょ参加いただけなくなり、直接お話をうかがうことはできませんでしたが、生でも、スープに入れても甘くおいしい「きみひめ」に、参加者から感嘆の声が上がっていました。

ワインには、人の心をひらく力があります。ワイン会で初めて同席された方も、原茂ワインと山梨食材とを楽しみながらお互いに交流し、ワイン会終了時間にはすっかり打ち解けて語り合っていました。

こうして楽しいひとときをすごし、第15回ワイン会は終了しました。