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第18回ワインストーリー・ワイン会を開催しました

2016年12月28日

今回(12/11)は、山梨県甲州市勝沼の白百合醸造株式会社から代表取締役社長の内田多加夫様をご案内人にお迎えしました。

白百合醸造はロリアンワインで知られ、原料となるぶどう栽培からワイン造りまで一貫して取り組んでいる情熱あふれたファミリーワイナリーです。

内田様は、持参した山梨県の立体地図を見せながら、山梨県の峡東地域(甲州市、山梨市、笛吹市)の特徴を説明し、こうした気候風土から生まれたのが、山梨のワインであること。ワインを作るのは8割がぶどうだといわれていて、そのぶどうを育てた気候風土を、ぜひ飲みながら味わっていただきたい、と話しました。

今回は、出品いただいたワインの5種類のうち、4種類が日本ワインコンクールの受賞ワインというぜいたくな選択をしていただきました。

今回、白百合醸造様からご提供いただいたワインリストは以下の通りです。 

ロリアン 勝沼甲州2015 
「勝沼町産甲州ぶどう」のみを使用し、辛口で旨みの残るシュール・リー製法で醸造。シュール・リー製法で引き出されるコクとすっきりとした飲み口のバランスは絶妙です。和食はもちろん、フレンチやイタリアンにも合うワインです。(日本ワインコンクール 甲州辛口タイプ 銀賞)

ロリアン 赤池幻酵母2014
「山梨産甲州ぶどう」を100%使用し、山梨大学ワイン科学研究センター・柳田教授が 富士北麓の幻の湖「赤池」(富士五湖に次ぐ6番目の湖)で探し当てた酵母を使い、 さっぱりとしながらもこくがあるシュール・リー製法で醸造されています。

ロリアン セラーマスター 甲州2015
2015年に収穫した甲州種を使用し、ていねいに醸造したやや甘口の飲みやすいワイン。甲州種らしさを感じさせるフルーティな風味と、やわらかな口当たりが特徴の味わい深いワインです。
(日本ワインコンクール 甲州・中口・甘口タイプ 銅賞・部門最高賞)

ロリアン セラーマスター マスカット・ベーリーA 2015
2015年に収穫した選りすぐりのマスカット・ベーリーA種をていねいに醸造。華やかな風味と鮮やかな赤色が特徴で、心地よい甘い香り、さっぱりとした辛口の飲みやすい赤ワインです。
(日本ワインコンクール 国内改良品種・赤 銀賞)

ロリアン メルロー樽熟成2014
山梨県産のメルロー75%、プティ・ヴェルド25%をフレンチオークの小樽にて19ヶ月熟成。黒を帯びたルビー色、煮詰めたジャムやハーブ、樽由来のロースト香も豊かに感じます。柔らかい味わいの中に凛としたたたずまいを感じさせるワインで、ブラックベリーやカシス等の黒果実を想わせ、きめ細かいタンニンにより深みのある味わいとなっています。(日本ワインコンクール 国内改良品種・赤 銀賞)

今回は、番外として、県内では白百合醸造様だけでつくっている「国産グラッパ」(ブランデーの一種)の「内田葡萄焼酒」を食後にいただきました。

【番外】内田葡萄焼酒 甲州 
山梨県で収穫した甲州種の果皮を原料として蒸留したものが、内田葡萄焼酒(国産グラッパ)です。この内田葡萄焼酒は個性的な香りでアルコール度が高く、食後酒として親しまれてます。

 

 

 

山梨食材としては、甲府市認定ブランド「甲府之証(こうふのあかし)」にも選ばれている「甲州地どり」、市川三郷町の「大塚にんじん」「大塚ごぼう」「ちぢみほうれんそう」など、旬の「大塚野菜」。それにワインと同様にぶどうを原料とし、フランス料理には欠かせないが、あまり一般には知られていない県内産のワインビネガーやバルサミコ酢に注目しました。案内人としては、JA西八代の一瀬様とアサヤ食品の杉山様に出席いただきました。

JA西八代の一瀬様は、1メートル以上の長い大塚にんじんを手に、どのようにしてこの長にんじんができるかを説明していただき、最近は機械を使って収穫するが、昔は掘り棒を使って全部手で掘っていたという話を、当時の堀り棒を手に身振り手振りを交えて語っていただきました。
ワインビネガーの専門メーカー、アサヤ食品の杉山様には、8月に発売した「スウィートビネガー桃」と、11月に発売したばかりのバルサミコ酢の話をうかがいました。なかでも、バルサミコ酢は、山梨県内産のぶどうを約20種類ブレンド、樽で5年以上熟成して、 じつに10年以上の時間をかけて完成させ、今年販売開始したとのことで、フルーティーな甘みと深みが料理に奥行きを加えることを実際に味わっていただきました。参加された方からは、山梨ワインを飲みながら、県内産ブドウで作られたバルサミコ酢ソースの料理を賞味し、気候風土を味わえるのはこのワイン会ならではのこととのご感想をいただきました。

 そして、特別ゲストの山梨大学ワイン科学研究センター長の奥田様からは、実行委員会会長をされている「日本ワインコンクール」で、ソムリエ、醸造家、研究者と違った立場の人が集まってよいワインを選ぶことの難しさという話と、ご専門のポリフェノールの研究の話など をうかがいました。

また、今回はクリスマス特集ということで、恒例のお楽しみ抽選会では、JA西八代様、アサヤ食品様、かいや様、南アルプスファームフィールドトリップ様からプレゼントをご提供いただきました。(ありがとうございました。)こうして、全員にプレゼントが当 たり、2017年の締めくくりとなる第18回ワイン会はお開きになりました。
また、来年もよろしくお願い申し上げます。