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第20回ワインストーリー・ワイン会を開催しました

2017年09月21日

2014年2月から開催してきたワインストーリー・ワイン会もおかげさまで今回で20回を迎えました。
記念すべき第20回(8/27)は、山梨県笛吹市一宮町のルミエール株式会社から代表取締役社長の木田茂樹様をご案内人にお迎えしました。
ルミエール株式会社は、創業132年の古いワイナリーで、有形文化財になっている石蔵でいまでも醸造を続けるというように伝統を守りながら、新しい挑戦もされています。オレンジワイン(オランジェ)など新しいワインづくりや、ぶどうの改良、ヨーロッパ品種の導入など品質へのこだわりについて語っていただきました。

 

今回、ルミエール様からご提供いただいたワインリストは以下の通りです。

スパークリング甲州 2015
ルミエールがある一宮町南野呂の甲州種を使い、瓶内発酵のあと1年間熟成させました。
クリーミーな泡と和柑橘のようなすがすがしい香りのスパークリングワインです。

プレステージクラス オランジェ 2016
山梨県産甲州種を使用し、料理との相性を第一に考え、親しみやすく飲み心地良い味わいのワインを目指しました。
澄んで輝きのあるわずかにグレーがかった淡いレモンイエローの色調。香りのボリュームは中程度で、グレープフルーツ、その果皮の香り、コリアンダー、白コショウのスパイス香り、わずかにヨードの香りを感じます。甲州の果皮の成分をうまく引き出した飲み心地良い白ワインです。

レザンファン甲州 2015
山梨県産の甲州種を使い、自然酵母で造りました。
洋ナシのような柔らかい香りにレモンや花梨のような爽やかさ、品の良い樽香も溶け合った味わい深い白ワインです。塩や味噌味の魚介類や鶏肉、カマンベールチーズなどに良く合います。

石蔵和飲 マスカットベイリーA 2015
1901年に花崗岩の石材で造られた石蔵発酵漕(国の登録有形文化財)で醸造したワインです。日本の固有品種マスカットベイリーA種を石蔵発酵槽で仕込み、イチゴのような香りとミネラル感、柔らかなタンニンを含んだ優しい味わいが特徴です。

プレステージクラス テンプラニーリョ 2013
スペイン産赤ワインで有名なブドウ品種「テンプラニーリョ」を山梨で栽培し、自然酵母で醸造、樽熟成ののち無濾過で瓶詰しました。黒いベリーやプラムのコンポートのような香りに紅茶やスパイスのニュアンスが上品にただよう、リッチでエレガントな味わいです。

 

 山梨食材としては、富士吉田市のワインラムと、忍野村のスイートコーン「恵味(めぐみ)ゴールド」が、そしてルミエールのワインビネガー(ベルシェフ)とドリームファームのブドウを中心とする季節のフルーツなどが料理に使われました。
富士吉田市のふじさん牧場の藤田社長にはワインの搾りかすを飼料に入れて育てたワインラムの特徴、そのやわらかさとくさみのなさの秘密を語っていただきました。
また、忍野村でスイートコーン「恵味(めぐみ)ゴールド」を生産しているアグリイノベーションの高村様も、午前2時ころからの収穫・出荷作業をすませてから駆けつけていただき、糖度の高い「恵味ゴールド」の栽培と早朝からの収穫に御苦労されている話をうかがいました。

また、山梨大学ワイン科学研究センター長の奥田様からは、かつてはワイン研究というと日本では山梨大学だけだったが、日本ワインが注目を集めるとともに、今までワインを作っていなかった地域でもワインを作るようになり、北大、信州大など、いろいろな大学でワインの研究を行うようになってきているという現状をご紹介いただきました。ワインづくりでも、研究の世界でも、あとから取り組んでいる地域は最新の技術を取り入れているので、山梨県も伝統を重んじるだけでなく、常に新しいことに挑戦していくことがたいせつだと感じられました。

ミニコース料理の終わりには、ドリームファームの農場で朝収穫したいろいろなブドウを中心に季節のフルーツの盛り合わせをデザートとしてお楽しみいただきました。

今回はランチワイン会でいつもより早い時間(13:00~)開始しましたが、次回は通常の開始時間(16:00~)に戻る予定です。
いよいよ今年もワインの仕込みがはじまり、次回は新酒が出来上がっているころです。
次回も山梨ワインと山梨食材のマリアージュにご期待ください。